Pubの話
Saturday, 4 April 2026
大和の父子(おやこ)桜
Thursday, 2 April 2026
歯科のサングラス
オーストラリアを旅していた時、歯茎が痛くなったので歯科に行った。診察室に入るや、「このグラスを掛けて下さい!」と言われ、サングラスを渡された。
歯科の診察台はライトが明るいので、目をぐっと閉じなくてはならない。ところがそのサングラスを掛けると暗室に入ったような感じになり、グッと安心感が高まるのであった。
帰国してその事を知人の歯科医に話した。一人は年配の歯科医だった。感心していたものの、「へーそうなんですか?」と聞き流していたのが分かった。もう一人は若い人だった。彼は早速iPhoneを取り出し、何やらメモしていた。
彼は暫くして職場でそれを試したらしく、「患者さんにとても好評だった」と報告してくれた。今まで手拭いで目を覆っていたよりスマートだし、医者的にも患者の視線を気にしなくなったという。
些細な事だが、やはり若い人は頭が柔らかいから新しい事に寛容だ。AIやロボットの進化で、世の中は物凄いスピードで変わっている。政治も経営もそうだが、どんどん若い人に任せた方がいい。そんな事を感じた一コマだった。
Wednesday, 1 April 2026
ジンダイアケボノが咲く頃
今年もサクラの季節がやってきた。この週末は天気も良かったのでお花見日和だった。我が家も恒例の花見を楽しんだ。酒屋で冷えたビールを取り寄せ、料理は近所の奥さんたちが作ってくれた。夕方になると、一斗缶に焚き木で暖を取る。夜まで時間も忘れて延々と続いたので飲み過ぎてしまったが・・・。
日本人は本当に桜が好きである。四季の移り変わりに敏感な国民性から来るのだろう。桜を見ていると、生きている実感が湧いてくる。「散る桜、残る桜も散る桜」の刹那さも好きだ。散るのに美しく感じるのは、詫び錆びの文化である。
ただ何年か前から、その代表的なソメイヨシノが枯れ始めている。昨日も井の頭公園に行ってみたが、昔に比べてスカスカになっていた。そう言えば「ワシントンのポトマック河の桜も枯れ始めた」とTVで言っていた。
我が家の桜も、数年前に一本が枯れてしまった。1mの幹だけは何とか残ったが、今年思い切って新しい桜に植え替えた。樹木医に聞くと「ジンダイアケボノがいい!」というので、植木屋に頼んで小さな苗を植えて貰った。
ソメイヨシノに比べて少しピンク色が強い。まだ2cm程の小さな苗木に一輪付いていた。20〜30年すればこれも立派な木になるだろう。でももうその頃には、私はこの世にいないかも知れない。
それでもその咲き誇る光景を思い浮かべると、楽しみな気分になってくる。樹木医が「動物には寿命があるが、樹木は手を掛ければ永遠に生き続けます」と言っていたのと、何か関係する気がする。
Tuesday, 31 March 2026
神奈川県警とノルマ主義
Wednesday, 25 March 2026
悪夢の裏銀座ルート
Sunday, 22 March 2026
禁酒とヒジャブの国
今話題のイランとはどんな国なのだろう?行った事もないし、唯一出逢ったイラン人はいい印象がなかった。テレビに映るのは何故か男だけ、皆髭を蓄えて目つきが鋭い。でもテニスのアンドレ・アガシは好人物だし、日本で活躍するサヘル・ローズも美しい女性だ。
そんな国を少しでも知りたく、都内にあるペルシャレストランに行ってみた。「営業中」の看板が出ているのに鍵が掛かっていた。ガチャガチャやっていると主人が中から開けてくれたが、店内は昼だというのに暗かった。まさか此処までミサイルが飛んでくるはずもないが、警戒心を感じた。
料理は定番のケバブと豆の煮込みを頼んだ。どちらも塩辛いので、ワインが必要だった。折角なのでイランワインと思っていたら、レバノン産しかない。考えてみれば禁酒の国だから、酒なんてあるはずもなかった。
アルコールだけでなく、イスラム文化は女性に厳しそうだ。ヒジャブで顔を隠さなくてはならないし、結婚も親が決める気がする。昔読んだジェフリー・アーチャーの小説で、英国人と結婚しようとしたインド人女性が、父親に射殺される件を思い出した。
でもこうした風習は、生活の知恵から来ているのかも知れない。豚肉を食べないのは疫病から身を守る為とか、アルコールも灼熱の気候と関係してたり、女性の縛りも良からぬ欲望を生まないとか・・・、いつか識者に聞いてみたい。
Thursday, 19 March 2026
ベネゼイラのWBC優勝
ワールドベースボールでベネゼイラが優勝した。それもアメリカに競り勝った。ベネゼイラはこの1月、大統領がアメリカに拘束されたばかりである。今回のイランもそうだが、一国のトップが他国に浚われたり殺されたりすれば、誰しも反米感情が生まれる。選手もファンも、その不思議な力を授かったのかも知れない。
ヒトは大きな逆境に直面すると覚醒する。
フレデリックフォーサイスの短編「The Emperor (帝王)」は、それを物語る代表作である。普段は地味な銀行員で、奥さんの尻に轢かれる男がいた。彼はある時誘われ一本釣りの漁に出ると、死闘の末500㎏を超えるカジキを釣り上げた。港に帰って来ると、「銀行なんて、マダムなんて糞くらえ!」と、正に「海の男」になっていたのである。
ジョン・トーランドの「バルジ大作戦」もある。ヨーロッパ戦線末期に、バルジ(突出部分)に取り残された米兵の心境である。普段は贅沢で自尊心が強い兵士が、冬の寒さと支援が途絶えた中で戦い抜いた。著者は「恐るべき戦士に仕上げられた」と言っていたが、死を乗り越えるとヒトは変わるのであった。舞台になったアルデンヌの森にも足を運んだので、身近に感じている。
尤も覚醒も良からぬ方向に走るきっかけになる。太平洋戦争を始めた日本人もそうだったが、追い詰められた生存本能は時として暴走する。今回もイラン人がこれからどう出るか?とても気になる。


