Monday, 19 September 2022

トプリッツ湖の黄金

4年前にオーストリアのザルツカンマーグードを旅した。切り立つ岩山と無数の湖は、何度行っても飽きないコースであった。 

連れが、湖にせり出した教会のシルエットで有名なハルシュタットに行きたいと言うので訪れた。夏のシーズンだったので沢山の観光客がいたが、中国人の多さは群を抜いていた。驚いたのは地元のホテルのオーナー迄も中国人だったことだ。ここまで来ると興ざめしてしまった。

ハルシュタットの次はダッハシュタイン山塊へ、北側が込んでいたので南側からロープウェーで登った。標高2697mのフーナーコーゲルは、一帯が氷河に覆われていて夏だと言うのに寒かった。そしてグラーツに出たのだが、この一帯はナチの黄金の隠し場所だったと最近知った。 

 きっかけになったのが、フリーマントルの「明日を望んだ男(The Man Who Wanted Tomorrow)」である。物語はオーストリアの湖底からナチの財宝と高官リストが発見され、元ナチを追い詰めるモサドの話である。オデッサによって南米に逃亡したナチは多かったが、今回の主人公はソ連の精神分析医に成り済ましていた。 

そのリスト発見の舞台になったのが、オーストリアのトプリッツ湖(Toplitzsee)であった。どこかと思って調べてみたら、何とハルシュタットからは10数キロの場所だった。そうと分かっていれば寄ってみたかった!と悔しがった。ひょんな事で鬱蒼とした森を思い出したのであった。

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