Monday 11 December 2023
「ドジャースの戦法」教本
Friday 8 December 2023
連合艦隊と酸素魚雷
Tuesday 28 November 2023
下部大会の報酬
Monday 27 November 2023
別れの友
Monday 20 November 2023
季節の濁り酒
Saturday 11 November 2023
魔法の言葉
Saturday 4 November 2023
万博は中止にしたら?
Sunday 29 October 2023
LGBTと日本保守党
Sunday 22 October 2023
イスラエルと時計の針
Sunday 15 October 2023
シンガポールの車事情
シンガポールは狭い島国である。車で1~2時間もあれば一周してしまう。車にそんなにおカネを掛けてどうするの?と思ってしまう。つくづく日本に住んで良かった。
Tuesday 10 October 2023
スロベニアという国
Wednesday 4 October 2023
ジビエと小鹿物語
Friday 29 September 2023
こんな所に日本人
Friday 22 September 2023
サンフランシスコの死骸船
Thursday 14 September 2023
テート美術館展
Tuesday 12 September 2023
ジャニーズの性的虐待
Wednesday 6 September 2023
告解の漏洩
Wednesday 30 August 2023
チャイコフスキーとウクライナ
Saturday 26 August 2023
慶應の優勝
Tuesday 22 August 2023
ガヴローシュの閉店
店には行った事はないが、料理にシェフの人間味が伝わってくるような感じがする。
Sunday 20 August 2023
松代の大本営地下壕
Tuesday 15 August 2023
孤児のトラウマ
Saturday 12 August 2023
マウイ島の火災
Wednesday 9 August 2023
政治家の海外出張
Monday 31 July 2023
ミッション・インポッシブルのロケ地
Thursday 27 July 2023
UFO目撃者を消せ
Wednesday 26 July 2023
イラク人恐怖の里帰り
Monday 24 July 2023
ヘミングウェイ祭り
Tuesday 18 July 2023
「波浮の港」の遊郭
Wednesday 12 July 2023
アルキメデスの螺旋
Tuesday 11 July 2023
中国人子弟のゴルフ合宿
Monday 10 July 2023
盗難のトリック
Tuesday 27 June 2023
タイタニック探索の事故
Wednesday 21 June 2023
落合シェフのイタリアン
Monday 19 June 2023
村上春樹考
実はそこがポイントで、友人は「その文章を味わうのが面白んだよ!」と窘められた。世間で評価されているのはその禅問答で、もどかしさがいいらしい。
話はちょっとズレるが、日本の人口は1億人以上、GDPも世界三位と内需が大きいからあえて海外に出て行かなくても食べていける。若い人はそれに敏感で、だからどうしても内向きになって行く。村上作品はその層を上手く掴んでいる気がする。だけど登場人物の男も女も全く生気がない。特にしばしば出て来る性的描写は、極めて動物的で不快なのはどうしてなのだろう?
村上作品のタイトルは、ノルウェー、カフカ、レキシントンなど外国をモチーフにしているのが多い。1Q84に至ってはジョージ・オーエルとは全く関係ない女殺人者の話である。海外の人から見るとその辺の違和感がないのだろうか?
中々ノーベル賞に辿り着かない訳も何かあるのかも知れない。それにしても早稲田と云うと昔は硬派の塊みたいな人が多かったが、最近は随分と変わってしまった。
Monday 12 June 2023
加藤選手とクレーム
Saturday 10 June 2023
日銀の評価損
Wednesday 7 June 2023
ナヴァロンの嵐のロケ地
Monday 5 June 2023
2022年のエドガー賞
Tuesday 30 May 2023
Boeingのジェット船
Monday 29 May 2023
企業戦士は命懸け
Thursday 25 May 2023
直島のオブジェ
Wednesday 24 May 2023
人影の石
Tuesday 23 May 2023
月と6ペンス
Tuesday 9 May 2023
今でも健在の若林氏
Monday 8 May 2023
黒木亮の新作
Sunday 30 April 2023
店仕舞いする床屋
Wednesday 26 April 2023
交通事故の確率
Tuesday 25 April 2023
I feel Coke の時代
Saturday 22 April 2023
多重人格者の犯罪
先日大分で、母親が小学一年生の自分の娘を殺害したが、心身喪失で不起訴になったというニュースがあった。詳しいことは分からないが、何時もこの精神鑑定には疑問を持っていて釈然しない思いがある。
そんな矢先、シドニー・シェルダンの「Tell Me Your Dreams」を読むと、少しその気持ちも揺らいだ。
物語は西海岸に住む若い女性が3人の男を殺害した処から始まる。犯行は男の局部を切断する凶悪さがあった。調査を進めていく内に、犯人の女性は多重人格障害である事が判明した。普段は普通の女性だが、男性とベットに入ると突然人が変わり凶悪になるのであった。
その原因を探ってみると、子供の頃に父親から受けた性的被害が原因だと分かった。いざという時になると父親がトラウマになって現れるので、もう1人の自分が発狂してしまうのであった。
予想に反して裁判では無罪になり、精神病院で治療を受けると蘇生して行った。タイトルの返事は「普通の人になりたい!」だった。その切なる思いに少なからず同情してしまった。
小説の巧みな展開にすっかり魅了されてしまったが、だからと言って犯行の事実は無くなる訳ではない。犯人が年配の女性だったらここまで寄り添う気持ちにもなれない。相変わらず複雑な気持ちだけが残った。