Wednesday 31 December 2014

犬のシャンプー

公園で体操していたら、近所の人が犬の散歩をしていた。年老いた黒ラブだが、温かそうなジャケットを着ている。「元気そうですね!」と声かけると、「今日はシャンプーしたので機嫌がいいのです」という。犬もそうだが、飼い主からも心なし充実感が伝わってくる。

休みの日、私も時々風呂場で犬を洗ってやる。犬は大人しく温水シャワーを浴び、石鹸でゴシゴシ洗い終わるのを静かに待っている。終わるとブルブルブル・・・と水滴を振り払う。そしてドライヤーで乾かすのだが、うっとり夢心地のようだ。

2匹洗うと悠に2時間は掛かってしまうが、何故かとても休みの日らしい仕事だ。特にシャンプーした後のファーはふさふさで撫で応えがある。愛犬の生き返ったような表情も甲斐がある。

Tuesday 30 December 2014

ベルツ博士の足跡

ある方に「ベルツ博士と日本の医学」と称する講演録を頂いた。ベルツ博士と云えば草津温泉の発見者ぐらいの知識しかなかったが、読んでみると中々の人だったことが分かる。

例えば日本の菜食文化、最近でこそヤクルトの広岡監督が実践したので有名になったが、ベルツ博士はわざわざ当時の車夫に肉を食べさせ、野菜しか食べなかった車夫と比べたそうだ。また二重人格や感情麻痺の現象についても調べたという。面白かったのは、明治の日本人が近代化を急ぐあまり、日本の生活様式をどんどん捨てようとしていた事に対し、警鐘を鳴らしていたことだ。西洋が500年間かけてゆっくり熟成した文化を、明治の日本人は一挙に受け入れようとした。それが「西洋の学問は機械で日本は精神で」の勘違いの始まりという。

今の日本もモノで満たされながら、どこかで深みが無く社会も希薄なのはそのせいなのだろうか?ベルツ博士は東大に26年も在籍し、日本医学に大きく貢献した。今の日本も当時とそんなに変わっていない気がして、師の足跡に興味を持った。

Sunday 28 December 2014

つな八の天ぷら

日本は食文化では世界一、それでも連日これでもかとばかりテレビのグルメ番組が絶えない。衣食住の中で、食は何といっても一番の関心事だ。ただ個人的には「武士は食わんど高楊枝」をモットーとしている。食へのこだわりを始めるとキリがないからだ。それでも時々美味しいものを食べるとやはり嬉しくなる。

先日、久しぶりに天ぷら屋の「つな八」に行った。喧噪の繁華街にあって、暖簾を守る老舗だ。夕方というのに客は少なく、それでいて従業員はキビキビしているから本物だ。口の中で蕩けるようキス天、天ぷらに合う純米吟醸酒、ごはんも旨くとても居心地が良かった。

昔から天ぷらと寿司は日本料理の代表で、外人に人気がある。ただ寿司は生魚故、初めて日本に来た外人には必ずしも受け入れられなかった。その点、天ぷらは人気が高かった。宿泊代が此方持ちの時代、連日ホテルの高級天ぷら屋で食事を済ませた輩もいた。つな八で飲んでも、値段的には左程居酒屋と変わりない。改めて老舗の奥深さを実感した一夜だった。

Saturday 27 December 2014

山の稜線を見ていると

「街の広告撮影」でも触れたが、同じ場所にいても人によって見ている対象が違うことがある。いつも一緒にいる人が、全く違う物を見ていたと気づくと、驚いてしまう。

先日夕方になってSさんがやって来た。ビルの窓際に立ち、陽が暮れる丹沢山系を眺めていた。「丹沢は綺麗ですね、今年ももう終りですね」と横から話し掛けると、「ちょっとちょっと」と肩を叩かれた。そして「その向うが白峰三山の北岳、仙丈、甲斐駒・・・あの稜線が見えます?」と云う。どうやら視線はその向うに釘付けだったようだ。それが分かったので、すかさず「そこは夜叉神峠から入るのですよね!」と返すと、「あなた、山やっていたの!?」と、山の話題で盛り上がった。

この季節、陽の入りは早い。空気が乾燥しているせいか、遠くの景色はクッキリ見える。富士山や丹沢山系だけでなく、その先の南アルプスも見えるのだ。

Friday 26 December 2014

Tsunami 2004 & Myself

It has passed a decade since Indian Ocean Tsunami hit the coasts of South East Asia. It was a Sunday morning of December 26th 2004 and I was a passenger of Thai International Air flying from Narita to Bangkok. There was an announcement by cabin attendant just before the arrival at Bangkok airport. When I arrived there, I was so surprised to see many injured people sitting on the ground with taking bandage of the wound. It was a strange scene that they had no baggage although most of them were the tourists. They lost their belongings taking away by Tsunami. It was a horrible scene just like the field hospital.

Honestly speaking, I was thinking to fly on Saturday and swim at Phuket beach on weekend. But I stopped it worrying about outside of consideration so departed on Sunday. This decision helped my life.

Over 200 thousand people were killed and many people lost their houses. During my staying at Bangkok, my colleague hesitated to eat fish food. People were afraid of fish that had grown up eating human body in the sea.

Thursday 25 December 2014

クリスマス・キャロルのScrooge

クリスマスは何か忘れていたものを掻き立てる。その代表作がディケンズの「クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)」だろう。老獪で守銭奴な主人公スクルージ(Ebenezer Scrooge)老人が亡霊と会い、過去・現在・未来の自身を見るうちに改心するストーリーだ。今でも彼の名前は、英語でケチで自分勝手な人の代名詞になっている。

面白いのは元フィアンセだった女性が、彼を捨てた後に幸せに暮らしていたことだ。また彼が死ぬと人々は衣服から金目の物をはぎ取り、お金に換えては過去の負債を少しでも穴埋めしようとした。どちらも現代に通じるショッキングな出来事だ。それが分かっていれば誰も今が怖くなるというものだ。

スクルージは改心した後に優しい老人になるが、その二面性は(Wikipediaの解説によると)父の影響という。ディケンズの父は投獄されていたので、彼は12歳の時に工場で働かざるを得なかった。その辛い体験が、後に父を慕いつつも恨む両方の素地を作ったという。時は1843年、日本ではペリーが来航する10年前だ。そんな昔にかくも慈悲深い、そして人々に希望を与える小説を書いていた。それだけで感心してしまう。

Wednesday 24 December 2014

クリスマスと O.Henryの小説

今日はクリスマス・イブだ。若い人は誰とどこで過ごすか、一年の一番大事な日かも知れない。ふと何年か前にヨーロッパで過ごした一人クリスマスを思い出した。

外はとても静かで人気が無かった。それは当たり前かも知れないが、表は寒いので人々は家の中で過ごすからだ。何気ない窓明かりが、いつの間にか幸せ家族を想像してしまう。独り身の孤独感が身に浸みる。そもそも絵で描いたようなロマンティックなカップルは殆どいないのに・・・そうは分かっていても、中々割り切れない。それはサンタクロースに似ている。来ないと分かっているのに、心のどこかで待っているからだ。

先日、落合恵子のラジオトークで、オー・ヘンリー(O.Henry)の「賢者の贈り物(原題:The Gift of the Gagi)」の朗読を聞いた。昔々英国に若いが貧乏な夫婦がいて、クリスマスのプレゼントに何を贈ろうかと考えた。夫は美しい髪を持つ奥さんに自分の大事な懐中時計を売って櫛を買った。一方奥さんも亭主に何を贈ろうかと考え、自身の大事な髪を切り売ったお金で時計の鎖を買った。蓋を開けてみれば、それを飾る処もなく気持ちだけが残ったという話である。結果は空振りだったが、二人の気持ちに人々は打たれる。クリスマスは何かを掻き立てる不思議な日だ

Saturday 20 December 2014

スイスの娼婦

ル・ポアン誌にスイスの娼婦の話が出ていた。スイスでは現在1188人が娼婦として登録されているが、この数はこの3年で3倍に膨らんだという。

彼らの多くはフランスからの移民で、国境近くのアヌシーやリオン経由で入ってくる。娼婦は100フラン(約12000円)の登録料を払って仕事をし、一月で15~20千フラン(約180~230万円)を稼ぐという。多くは健康診断が義務付けられたプロだが、全体の10%程はリスクを冒した素人という。先般その未登録のマッサージ店がその摘発を受けた。

ヨーロッパで凄いのはこうした公娼人を極めて正確に把握していることだ。数は元より、その国籍などの統計を公表している。フランスではEUの拡大により、ルーマニアなど東欧からの移民が増えたが、今回もその競争激化の煽りだろう。スイスは一見健全なイメージだが、ジュネーブの公園では昼からクスリ注射の若者を良く見る。山に囲まれ冬が長い国だけに、閉鎖的な風土がそれを助長している。

Friday 19 December 2014

寒い日本とホットな世界

師走の日本列島は寒気のニュースに包まれた。寒い寒いとオーバーの襟を立てて歩く。そんな中、世界はあちこちでホットだった。

満員電車の中でIフォンを見ていたら、ナイジェリアでDeath Penalty(死の罰則)のニュースがあった。何の事かと思いきや、政府軍兵士が反政府軍と戦わなかったために、兵士54人を死刑にするという。まるで北朝鮮のような激しい戒律だ。ナイジェリアでは多くの少女が誘拐されたばかりだが、今夕には今度は反政府軍が33人の村人を殺したという。

今週はオーストラリアのシドニーでイスラム派の立て籠もり事件があった。二人が巻き添いに遭った。昨日はパキスタンで130人以上の児童の無差別殺戮もあった。ソニーがクリスマスに上映を予定していた金正恩殺害を題材にした"インタビュー"を突如キャンセルしたり、アメリカでは国交断絶していたキューバとの正常化を発表した。ロシアは西側の経済制裁で通貨のルーブルが下落したので、金利を何と17%に上げた。この影響でダウは一昨日大きく下げたが、FRBが来春利上げに転じるという観測で今日は反発した。どこかで何かが絶え間なく起きている。

Tuesday 16 December 2014

ナッツリターン事件

大韓航空のオーナーの娘が、NYで離陸しようとしていた飛行機を引き返した。娘は辞任したが大きな波紋を呼んでいる。所謂ナッツリターン(Nuts Return)事件である。更に驚いたのは、韓国政府が大韓航空の運航停止を決めたことだった。韓国人は何事につけ熱い国民性があるが、何もそこまでしなくてもと思えた。
 
80年代に韓国担当だったので、良くソウルに出向いた。日系企業の事務所がロックアウトされるなど、反日は当時からあった。仕事が終わって若い人と飲むと、今まで普通だった人が、「日本には負けないぞ!」と気勢を挙げるから驚いた。挙句の果て感極まって泣き出す人もいた。流石これには参ったが、改めて民族感情の違いを知った。

かと思えば、年配の人には結構親日的な人が多かった。良く日本語の本を買ってくるよう頼まれ、難しい経済書を持って行った。戦時中の影響か、日本で教育を受けた人が多かったからだ。またある時、セマウル号に乗っていた時だ。向い席の老人が流暢な日本語で話し掛けてきた。思わず「どこで日本語を習ったのですか?」と聞くと、彼は「日本に連れて行かれました」と応えた。後で何と馬鹿なことを聞いたのかと自身の無知を詰ったが、その人はとても温かかった。今回の事件でそんな韓国の事を思い出した。

FURY

I watched a movie FURY. I was interested in seeing the real tank battle. Brad Pitt was so suit to the captain of army that he acted a real leader and patriot.

There was hot tank battles at Bulge and forest of Ardennes, currently a part of Belgium at WWII. As I am a WWII battlefield mania, I like those area and used to visit historical spots in Normandy, Calais, Bastogne, Kiel, etc. for many years. French guidebook “Guide Musées 39/45 France” was so helpful to me. There were many Tiger and Sherman tanks thrown away around Bastogne town at this moment. However they were well retained as important historical displays for visitors.

I don’t know where FURY movie battle was taken at Belgium. Most castings are actors and there is a only actress named Alicia von Rittberg acting Emma. According to my limited knowledge, Von is used for an aristocrat family name in Germany. She was so dignified and well impressed me as well as Brad Pitt.

Saturday 13 December 2014

吉田類の山と酒

吉田類の酒場放浪記は中々面白い番組だ。毎日飲んでいるにも拘わらず、更なる居酒屋は新鮮に見えてしまう。そんな吉田さんの著書、「酒場詩人の流儀」という中公新書が本屋にあったので読んでみた。酒に纏わるエッセイ集だが、何かこのブログに似ている感じがし親近感を持った。勿論高尚な筆の感覚や、最後に一句で占めるてテクニックはとても足元に及ばない。

本には、吉田さんの山登りの話が出ていた。酒と山は昔から深い関係にあるが、単なる酒飲みではないらしい。かく云う私も昔は良く登った。奥秩父、奥武蔵から始まり、北アルプスの表銀座と裏銀座で穂高、槍へ、室堂から入る薬師、中央アルプスの宝剣、木曽駒、南は夜叉神峠から北岳、甲斐駒等々、大体の主要ルートは30代で制覇したものだ。

本では新田次郎の「孤高の人」を引用していた。山登りは自然と山岳小説に惹かれるが、その入門書が新田次郎の山シリーズだ。誰もあの世代は同じ道を辿っている・・・そんな共感があった。

Thursday 11 December 2014

勝負で知る怖さ

ゴルフの賞金王になった小田孔明が、自身をのみの心臓と語っていた。ゴルフはメンタルなスポーツ、それだけに意外な気がした。ただスポーツ選手も所詮は人の子、誰しもそれなりの緊張はするのかも知れない。

思い出すのは錦織選手の全米決勝だ。それまでとは別人になり、ショットに精彩を欠いた。ロンドンのファイナル決勝ラウンドもそうだった。後から聞くと気持ちが入っていなかったと語っていたが、緊張で眠れずボーッとして臨んだようだ。

週末はテニスクラブのシングルストーナメントがあった。普段はバンバン打てるのに、誰しも試合になると2~3割の力しか出せない。金縛りに合ったように、腕が萎縮し足が止まってしまう。ふと思ったのは昔の侍だ。テレビで出てくる斬り合いなど夢の夢で、普通の人なら屁っ放り腰でゼーゼー、中々足が前に出なかったのに違いない。この怖さは体験した人でないと分からない。

Monday 8 December 2014

ミス・フランス

週末、フランスで恒例のミスコンが拓かれた。今年は北パ・ド・カレー出身の女性が栄冠を射止めた。ただネットの下馬評では3位になったコート・ダ・ジュール代表が人気が高かったという。また2位になったタヒチ代表も、3回続けて2位に甘んじたらしく、こちらも話題になっている。

優勝したカミーユは20歳の学生、33人の候補の頂点に立った。投票はネットを含めて行われたが、その集計が物議を醸し出した。背景に人種差別があると言うが、昨年の優勝者は有色だったことを思うと本当の処は良く分からない。人種のるつぼのフランスでも、いざという時にルーツが議論になるようだ。

かと思えば、フランスでは自由の女神に代表される、典型的なフランス女性"マリアンヌ"の選考もある。こちらは白人に限っている。日本でもミス・インターナショナル、ミス・ワールド等々あるように、美の世界はどこもいくつかのジャンルを設けている。所詮は主観の世界、そうしなければ喧嘩になってしまう。

Saturday 6 December 2014

街の広告撮影

昔プーケットで開かれた国際会議に出たことがある。各国から来た人達と、協議も沙流ことながら、泳いだり飲みに行ったり、楽しい一週間を過ごした。

会議が終わり暫く経った頃、ドイツ人のKさんが沢山の写真を送って来てくれた。それを見て驚いた。写真に写っていたのは自分が見たこともない風景だったからだ。例えば花や植物、道端の何気ない被写体がアップになっていた。その一方人の集合写真は余りなかった。同じ時に同じ場所で過ごしても、人によってはこんなに視点が違っていたのか!と変に感心した。

以来、篠山紀信ではないが、写真を撮る時にはグッと被写体に近寄り焦点を絞るように心掛けている。すると色々なものが見えてくる。例えば平凡で詰まらない都会の風景だが、広告とか商店のパネルは中々面白い。原画はプロが撮ったものなので、当然美しく撮れる。こうすると単調なアルバムにアクセントが付く。

伏見の寺田屋

京都は伏見に行った。近くに寺田屋があると云うので寄ってみた。寺田屋は寺田屋事件で有名な旅籠だ。坂本龍馬が薩長同盟の後、祝杯の最中に襲われたり、薩摩藩士が敵味方に分かれて刀を交えた。

中書島駅から歩くこと数分、当時の面影が残っていた。遥々来た甲斐があった。龍馬はここで切られ、近くの武家屋敷に逃げた。運よく薩摩藩に救われたが、その屋敷は今では月桂冠の酒蔵になっている。その月桂冠に寄ると、スコットランドのウィスキー醸造所を思わせる展示と、嬉しいことに無料の試飲があった。何と昭和40年代の月桂冠復刻版と称するここだけのブランドを飲ませてもらった。それはコクがありビックリする味だった。

あまり気が付かなかったが、伏見桃山の辺りは路地も小ぢんまりして、京都でないと見れない街並みが残っている。今度は人気のある伏見稲荷と、寺田屋ならぬ新選組の池田屋に行ってみたい。

Friday 5 December 2014

カサブランカのピアノ

先週、NYで映画「カサブランカ」で使われたグッズのオークションがあった。そこで例のピアノが$3.4百万(約4億円)で落札された。ピアノはハンフリー・ボガート演じるリックとイングリッド・バークマンのエルザが、サムこと黒人ピアニストが奏でた「As Time Goes By」の曲で交錯する、大事な役割を持っている。張り詰めた時代と、戻れない過去を何とも言えない哀愁を持って奏でている。

カサブランカは何度見ても飽きない不思議な魅力がある。アメリカ映画協会によるランクでも、市民ケーンに次ぐ名作だから世界のファンが多いのだろう。同時に落札された椅子は$5千(約60万円)、盗まれたパスポートは$118千(約14百万円)、リックバーのドアは$115千(13百万円)と、何れも大変なプレミアムが付いたというから驚きだ。

カサブランカが奥深いのは、あの時代を全部詰め込んでいるからだろう。ビッシーのペタンと水、マルセエーズに涙する女、ドイツ人銀行家やロシア人のバーテンダー、フランス警察とイタリア警察、キャプテン・シュトラッサー・・・等々。ただこの映画に憧れるのは殆ど男性のようだ。女性は左程評価していない。リックはさり気なくエルザを包み込むが、それをロマンと思っているのは男性だけらしい。

Tuesday 2 December 2014

Terrible hichhiking

There is TV program named “Why you are coming to Japan?” on Monday evening. It is interesting to see that foreign people visiting Japan behave an unexpected fantastic challenge.

This week it was an Israelite young guy coming to Japan planned to travel Japan islands taking 2 months. He illegally sleeps at the public park and lives at $20 budget per day. So his transportation is mostly a hich hiking. Hich hiking is the way that I used to do it when I was a student. I traveled Kyushu island when I was a high school student and hichhiked all US taking 2 months when I was 20’s. So I easily pick up unknown passenger when I drive.

It was 20 years ago that I picked up an Italian boy on the way from Chamonix France to Venetia Italy. He was an Italian cook probationer lived in south of France. I met his at the parking lot at auto route. I gave him a seat as we are the same direction. We passed a good day eating lunch together and communicate with different language. After entering to Italy, the problem happed when I drove to right. He shouted something but I did not understand as his language was Italian. He was upset and asked me to stop. But it was impossible to do it as I was driving on highway. Then a boy pulled out a knife and threatened me. I was obliged to stop a car and dropped him. He was afraid of being kidnapped and I was also afraid of being killed. This reminds me when a guy hichhikes.

Monday 1 December 2014

豪徳寺の息遣い

先日彦根を訪れた縁で、大老井伊直弼が眠っているという豪徳寺に行ってみた。行ってビックリ、広い境内には三重塔・山門・鐘楼など、まるで京都に来た様な錯覚になった。灯台下暗しとはこのことだ。折しも紅葉真っ盛り、平日だというのに多くの外人がカメラのシャッターを切っていた。

目指すは井伊直弼の墓、それは彦根藩先祖代々の一角にあった。17世紀から続く由緒ある家系、その一番端に建っていた。しかし赤穂浪士もそうだったが、地方出身者が江戸で埋葬されるのは何か不思議な気がした。

たった150年前のことだ。安政の大獄によって反開国派が粛清された反動で桜田門外の変が起きた。今となっては殆ど忘れ去られているが、こうして清められた境内を歩くと、誰かが掃除しているせいかも知れないが、故人の息遣いが聞こえて来るようであった。