Thursday 11 December 2014

勝負で知る怖さ

ゴルフの賞金王になった小田孔明が、自身をのみの心臓と語っていた。ゴルフはメンタルなスポーツ、それだけに意外な気がした。ただスポーツ選手も所詮は人の子、誰しもそれなりの緊張はするのかも知れない。

思い出すのは錦織選手の全米決勝だ。それまでとは別人になり、ショットに精彩を欠いた。ロンドンのファイナル決勝ラウンドもそうだった。後から聞くと気持ちが入っていなかったと語っていたが、緊張で眠れずボーッとして臨んだようだ。

週末はテニスクラブのシングルストーナメントがあった。普段はバンバン打てるのに、誰しも試合になると2~3割の力しか出せない。金縛りに合ったように、腕が萎縮し足が止まってしまう。ふと思ったのは昔の侍だ。テレビで出てくる斬り合いなど夢の夢で、普通の人なら屁っ放り腰でゼーゼー、中々足が前に出なかったのに違いない。この怖さは体験した人でないと分からない。

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