Wednesday 21 June 2023

落合シェフのイタリアン

先日車の中でラジオを聴いていると、落合シェフの対談が流れていた。イタリア料理界の巨匠が、視聴者の素朴な質問に丁寧に受け応えしていた。そのタッチが快かった。

知らなかったが、カルパッチョと言えば牛肉を使うのが本場イタリアだが、彼が魚貝を使ってみて初めてメニューになった。今では何処のイタリアンでもそれが定番になっているが、元祖は落合さんだったのだ。 

 話を聴いている内に一度店に行ってみたくなった。中々電話が通じなかったが、やっと予約が取れたのでランチを兼ねて行ってみた。銀座の店は開店前から予約客が路上に溢れていた。

其の日は普通の三倍もあるサーモンの前菜から始まり、ズワイガニとカラスミのスパゲッティ、最後はポークのソテーでとても美味しかった。連れのオードブルやウニのパスタも量も半端でなく、お腹いっぱいになった。そしてこれだけ食べてたったの3000円!これにも驚いた。 

安くて美味しい店に出会うと得したような気分になる。何より一日が幸せ感に浸るのがいい。グルメを追及するとキリがない。だから今まで敢えて避けてきた。ただこんな気分になるなら「もうそろそろいいかな?」と思える今日この頃である。早速「ミシュランガイド2023」も求めた。暫くは食の探索で、毎日の彩りを深めようという気になった。

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