外国人が日本の価値を見出し、日本人が再認識するケースは多い。典型的なのは浮世絵だが、高尾山もミシュランに載ってから急に人が増えた。昔何かのTV番組で、北海道の寒村を取材していた。名もない食堂のドアを開けるとフランス人夫妻が食事をしていた。遥々こんな所まで来るのは新鮮な魚介を食べるためと聞いて、流石食に敏感な国民は違うと思った。暫くして真似してみたが、確かに知床や室蘭辺りの魚は旨かった。
日本が気に入って住み付く人も増えている。不動産が安いからだろう。特に中国人が多いらしい。治安の良さ、綺麗な空気、美味しい食など、日本は住み易いようだ。
先日もとあるオープンコンペに出ると、中国人女性と一緒の組になった。中年の彼女は横浜で仕事をしているが、最近はリゾートの別荘で過ごす時間が増えたという。子供もいないので、郁々は日本の介護施設に入る計画という。「中国人が生魚を食べ出すと日本人が寿司を食べられなくなる!」ではないが、老後の施設まで心配になってきた。
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