Tuesday 10 January 2017

ジョン・レノンの旋律

テロの流血、移民と排斥、内戦と大国の介入・・・そんな衝突の映像が流される度に、バックに流れる音楽がある。それは、ジョン・レノンのイマジン(Imagine)である。退廃的で気怠いメロディーは、不思議と人々の心を和ませてくれる。そのジョン・レノンが殺されてから36年が経つが、未だに彼のメロディーが人々の琴線を揺らしている。

ジョン・レノンは1970年後半だったか、オノ・ヨーコと帰国し軽井沢の万平ホテルに泊まっていた時があった。偶然同じホテルで一週間の夏休みを過ごしたので一緒した。その時は雲の上のスターだったが、彼の暗殺に至るまでの奇跡を綿密に描いた、「ジョン・レノンを殺したのは誰か(原題:The Murder of John Lennon)」を読んでいると、ちょうど彼が麻薬所持で追われ休業に入る直前と分かった。アメリカに農場を4つと牛250頭、アイルランドとフロリダ、そしてNYのダコタハウスに不動産を持つ裕福な生活とは裏腹に、とても疲れ切っていたという。

「ジョン・レノンを殺した狂気の旋律A=440Hz(原題:The Book of 528)」と重ね読みすると、その死の背後には大きな力を感じる。彼の歌は愛と癒しを感じる528Hzで、それが世界に蔓延すると都合が悪い輩がいるというのだが本当だろうか?それにしても、数字と音楽と古代史の関係って、まるでダヴィンチ・コードの世界である。音楽音痴には何とも分かり難い話だが、その謎解きは奥が深そうだ。

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