Tuesday 12 January 2021

LAGERとLAGAR

サッポロビールの新商品にスペル違いがあったようだ。LAGERをLAGARと印字してしまった。あれだけの大会社で大勢の人がチェックしているのに、どうして?と不思議である。それも特別な文字でなく、毎日目にしている最も身近な言葉だから猶更だ。新商品の販売は中止になったので、サラリーマン的には、担当者の次回のボーナス査定や昇進が厳しいものになると同情してしまう。

新商品はファミマの16,300店舗に並ぶことになっていたという。仮に一店舗500缶としても約8百万缶になる。販売中止は廃棄だろうから、愛飲家のみならず、昨今の「もったいない」文化の視点からも看過出来ない事態である。詳しい事は分からないが、表記が法律上問題なのだと察する。正にバカの壁である。食品ロスジャーナリストの人が、「EじゃなくてAじゃないか!」と粋な評論を出していたのがとても快かった。  

仮にそのまま出荷していたら、気が付いた人は何人いただろう?いい例がウィスキーのスペルである。かくなる私も、10年前まで当時のアイルランド大使の林氏の本を読むまで気が付かなかった。それはスコッチウィスキーがWhiskyで、アイリッシュウィスキーはWhiskeyとeが入る違いである。バーボンもアイルランド移民の流れを汲んでWhiskeyになっている。今回の新商品の名前は「開拓使麦酒仕立て」である。こっちの方がよっぽど意味不明の呼称だし、何とかならないものだろうか?

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