Sunday 27 March 2022

質の高い湯沢スキー

スキーシーズンが終わろうとしている。今年も何回か越後湯沢に滑りに行ったが、行く度にトータルな質の高さを感じる。

まず近いのがいい。いつも行くのは越後湯沢の石打丸山スキー場である。家を出てから新幹線に乗る事1時間、3時間で頂上に着ける。スキーの板は持っているがいつも手ぶらで行く。馴染みのレンタル屋で借りると、スキー場まで送り迎えしてくれるからだ。近場ばかりでなく、三俣かぐらまでも行ってくれるから凄いサービスである。

石打丸山の高低差は約650m、頂上から麓まで4㎞もの距離がある。数年前から6人乗りの高速リフトも入り、回転は早いので待つこともない。これを休みなしで7〜8本滑る。何よりコロナ禍でゲレンデはガラガラだから、平日なら殆ど貸し切り状態で人とぶつかる心配もない。 最近はだいたい半日で切り上げ下山する。

定宿はニューオータニである。昔は馴染みの民宿があったが、昨今のスキー離れで料金も下がって来たので此方にしている。大きな温泉に浸かると、滑り切った充実感が湧いてくる。

ひと風呂浴びた後は、お楽しみの夕食である。どこの居酒屋に行っても、酒は旨いし肴も豊かだ。特に日本海から直送の魚が新鮮でいい。最近は魚沼サーモンと称する虹マスに凝っている。酒は景虎、吉の川、麒麟山、〆張鶴・・・地元だけあってその銘柄も豊富である。高千代酒造の「うまい助」は、湯沢でしか飲めないのでつい手が出てしまう。ただ料理との相性で定番を「鶴齢」にしている。

最近はオーストラリア人や中国人のスキーヤー、食事目当てのタイ人もいないから、レストランで締め出されることもない。天気予報を見て「X曜日は晴れるから行こうか?」と気軽に行く。これ程の贅沢はないと思っている。ただこの2年でスキー場が30か所も閉鎖になったと、ニュースで聞いて心配になっている。

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