昔流行った若大将シリーズに「ニュージーランドの若大将」があった。加山雄三扮する日産の社員が、メルボルンで活躍する物語である。最後はNZのMtクックを滑り降りるシーンまであってまであって良く出来た作品だった。
その日本車だが、シェアはオーストラリアで50%を超えていると言う。中でも(自分も乗っていたが)トヨタハイラックスは断トツに多い。次いでカローラやマツダである。何故か若大将の日産は少ない。
そのオーストラリアのゴルフは至っては気軽である。クラブに着いて初めは「私は旅行者だけどプレイ出来ますか?」と慎重に切り込んだが、今では「予約してないけど回れるの?」と普通にやっている。
限られたクラブを除いて殆ど半パブリックである。それでも月曜日と火曜日はコンペをやっている所が多く断られ事もある。処が先日、受付の女性が「ちょっと待って、名前は何て言うの?入れてあげるわ!」と突然の配慮をしてくれた。
スタート時間に行くと、年配の大男3人が待っていて自己紹介するや否や直ぐにプレーが始まった。クラブメンバーの会だと言うのに、よそ者をよそ者と思わず受け入れる処がオーストラリアである。日本だったら「どうして参加出来たの?」なんて聞かれてそうなものだが、そんな野暮な事はない。先程のカローラを褒めてくれて人も、駐車場までカートで送ってくれ車談義が始まったのだった。
建国200年、考えればここでは誰しもが外来者である。その拘りがない風土は風通しが良く快適に感じる。
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