Tuesday 25 April 2023

I feel Coke の時代

コカ・コーラのCMに、懐かしの「I feel Coke」が戻って来た。あれは80年代後半だったか、バブルの絶頂期に流れた名CMのリバイバルである。 

あの時歌っていたのは佐藤竹善、張りのある声で「初めじゃないのさ、何時でも一緒なら、今何か感じてるコカ・コーラ・・・」は明るくて壮快感があった。

何より出演のタレントが洗練されていた。ハーフのケン・プレニスは黒縁眼鏡でインテリ感を出していたかと思うと、女性も丸の内や大手町のOLを思わせる雰囲気があった。松本孝美さんの爽やかな笑顔が良かった。最後に振り返るシーンを見ると元気が出てきた。

それに比べ、今のヴァージョンは何か地味である。コークの弾ける雰囲気が殆ど伝わって来ないと思うのは私だけだろうか?

出演の綾瀬はるかは有名な女優かも知れないが、ちょっと年配過ぎる。歌っているのも水曜日のカンパネラとかで、これを機会に初めて名前を覚えた。それでも最近のコークのCMに比べると、この曲の選定といい随分と明るくなってきた。これもデフレの終息と関係しているのかも知れない。

 処で最近坂本龍一さんが亡くなった。バブルの頃、そのYMOのメンバーの細野さんが経営する「Shirin」という南麻布のバーに良く通った。カウンター越しの障子の色が変わるので、仕掛を聞くと裏にテレビが置いてあった。障子の格子がTVの赤青黄の色を分解するとかで、変に感心した記憶がある。 IWハーパーやタンカレートニックを覚えたのもその頃だった。坂本さんの訃報を聞いて当時を思い出した。

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