Saturday 25 January 2014

歳を取るのは怖い

随分前にスポーツをやり過ぎて膝を痛めたことがあった。滅多に行かない整形外科に行くと、ロビーには老人が溢れビックリした経験がある。まるで別世界のようであった。この事を友人の医者に話すと、9割の人は病院に来なくもいい人だという。何となく心配で、何より話し相手が必要だから来るという。無下に断るわけにも行かないので、看護婦にサインを出して適度に引き取ってもらうという。

今や日本の社会保障費、特に医療費のどんどん膨れ上がっている。中でも65歳以上の人に払う医療費は18兆円も掛かっている。中国の国防費すら11兆円というからから、今更ながらこれは国家を揺るがす大問題である。

仲間の多くが親の介護に四苦八苦している。急速に高齢化している国だから仕方がないが、痴ほう症の親を介護施設に入れ、その送り迎え、同居の世話、実家の往復等々、自分たちを犠牲にして世話している。恐ろしいのは、気が付かないうちに自分が介護される日が来ることだ。歳を取るのは怖い、せめてそうなる前に身を処したいのだが・・・。

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