Monday 27 January 2014

オランド大統領のゴシップ

この数週間、フランスを揺るがしているのはオランド大統領のゴシップだ。大統領はパートナーと称するバレリー・トリルベレー(Valerie Trierweiler)と大統領府に暮していたが別れた。原因は大統領が女優のジュリー・ガイエ(Julie Gayet))と2年間に渡り密会していたことが発覚したからだ。大統領はイタリア製のスクーターに乗り、夜這いを重ねていた。これによりオランド大統領は真の独身になり、マダムバレリーも元夫との間に設けた3人の子供を養わなくてはならない立場に立たされた。

オランドは最初のパートナーであったセレゴウンヌ・ロワイヤル(Ségolène Royal)と2007年に別れた。この人も結婚していた訳でなく元祖パートナーだったが、理由はロワイヤルが大統領に立候補するのを邪魔したからだった。結果、対抗馬のサルコジーが当選したので、頭にきたロワイヤルは袂を分かったという。サルコジーはその後の選挙で、NYで強姦容疑で捕まった元IMF専務理事のドミニク・カーン(DSK)を破って再選を果たした。そのサルコジーだが、大統領時代に3度目の結婚をしたが、2度目の女性と別れた後一時独身時代があった。フランス誌ではナポレオンに次いで独身大統領は3番目、オランドは4番目と解説している。

オランドの別れた元パートナーは現在インドを旅して静養中だという。フランスのフラーデー版であるパリ・マッチ誌の元記者だったから、元気になると怖い気がする。ともあれ一体どうなっているのか、日本人にはさっぱり分からない世界だ。大方のフランス人は右派のル・ペンの娘を除いて冷静である。それもそのはず、皆多かれ少なかれ同じようなことをしているからだ。カフェでは必ず男女が向かい合っているのがフランスだ。自由の国、取り分け愛には寛容だ。

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