Tuesday, 21 April 2026
ロマノフ王朝の頃
Monday, 20 April 2026
オークニー島のスパイ
タリスカーと並ぶ印象的な蒸留所が、オークニー島のハイランドパーク(Highland Park)である。
スコッチの多くはスペイサイドやハイランドで作られている。有名なシングルモルトのマッカラン(Macallan)やグレンフィディック(Glenfiddich)など、その酒蔵はとても美しい。行った時にも新郎新婦が記念撮影をしていたが、ビートの香りと相まって華やかな雰囲気がある。
一方オークニー島は、スコットランド最北端から船で渡る寂しい処である。人口2万人の島には石器時代の住居跡や、ストーンヘンジを大きくしたような石碑群が立ち並んでいた。こんな寒い所にも、古代から人が住んでいたかと思うと驚きである。そこにひっそりと佇むのがハイランドパークの蒸留所だった。
Sunday, 19 April 2026
Resilient なウィスキー職人
Friday, 10 April 2026
知床の観光船沈没事故
クラフトウィスキーを探していると、4年前に北海道の知床で起きた、観光船沈没事故に遭遇した。船員、観光客26人が全員死亡した記憶に新しい出来事である。
その犠牲者の一人が、会津で大手スーパーを営む跡継ぎの青年だった。彼は慶大を卒業し英国留学した。その際に現地のウィスキーに魅せられ、帰国して天鏡蒸留所なるクラフトウィスキーを立ち上げた。
24歳の時だったが、それから4年後にあの事故に遭いこの世を去った。地元では氏の意思を継いだウィスキー事業が続いているという。
毎日のニュースで、交通事故や火事で亡くなる人が絶えない。ただ殆ど自分とは無関係なのであまり気にも留めないが、こうして身近な話になると、残された両親、友人、取り分け有望な跡継ぎを亡くした一家の無念さが伝わってくるのであった。
Thursday, 9 April 2026
クラフト(ご当地)ウィスキー
先日、ある人から珍しい国産ウィスキーを頂いた。SAB Dark Blackという富山のウィスキーだった。ご本人が富山出身だったご縁だが、中々コクがあって美味かった。
それから暫くして酒屋で、Ichiros Maltという聞き慣れないウィスキーを見つけた。此方も国産で中々の味だった。調べてみたら、武川蒸留酒販売というクラフトウィスキーの草分けだと分かった。ベンチャーで起業し、蒸留所は秩父と意外な場所だった。
クラフト(ご当地)ビールはよく見かけるが、クラフトウィスキーもこの20年で120を超える蒸留所が出来ていた。規制緩和の賜物だろう。「山崎」や「響」に代表される日本のブレンド力は世界のトップクラスだから、これからが楽しみだ。
日本は加工技術立国である。焼酎の麦はオーストラリア産、富山のマス寿司のマスはロシア産、金沢の金細工の金も勿論輸入品である。資源のない国の創造性は凄い!
Saturday, 4 April 2026
大和の父子(おやこ)桜
Thursday, 2 April 2026
歯科のサングラス
オーストラリアを旅していた時、歯茎が痛くなったので歯科に行った。診察室に入るや、「このグラスを掛けて下さい!」と言われ、サングラスを渡された。
歯科の診察台はライトが明るいので、目をぐっと閉じなくてはならない。ところがそのサングラスを掛けると暗室に入ったような感じになり、グッと安心感が高まるのであった。
帰国してその事を知人の歯科医に話した。一人は年配の歯科医だった。感心していたものの、「へーそうなんですか?」と聞き流していたのが分かった。もう一人は若い人だった。彼は早速iPhoneを取り出し、何やらメモしていた。
彼は暫くして職場でそれを試したらしく、「患者さんにとても好評だった」と報告してくれた。今まで手拭いで目を覆っていたよりスマートだし、医者的にも患者の視線を気にしなくなったという。
些細な事だが、やはり若い人は頭が柔らかいから新しい事に寛容だ。AIやロボットの進化で、世の中は物凄いスピードで変わっている。政治も経営もそうだが、どんどん若い人に任せた方がいい。そんな事を感じた一コマだった。
Wednesday, 1 April 2026
ジンダイアケボノが咲く頃
今年もサクラの季節がやってきた。この週末は天気も良かったのでお花見日和だった。我が家も恒例の花見を楽しんだ。酒屋で冷えたビールを取り寄せ、料理は近所の奥さんたちが作ってくれた。夕方になると、一斗缶に焚き木で暖を取る。夜まで時間も忘れて延々と続いたので飲み過ぎてしまったが・・・。
日本人は本当に桜が好きである。四季の移り変わりに敏感な国民性から来るのだろう。桜を見ていると、生きている実感が湧いてくる。「散る桜、残る桜も散る桜」の刹那さも好きだ。散るのに美しく感じるのは、詫び錆びの文化である。
ただ何年か前から、その代表的なソメイヨシノが枯れ始めている。昨日も井の頭公園に行ってみたが、昔に比べてスカスカになっていた。そう言えば「ワシントンのポトマック河の桜も枯れ始めた」とTVで言っていた。
我が家の桜も、数年前に一本が枯れてしまった。1mの幹だけは何とか残ったが、今年思い切って新しい桜に植え替えた。樹木医に聞くと「ジンダイアケボノがいい!」というので、植木屋に頼んで小さな苗を植えて貰った。
ソメイヨシノに比べて少しピンク色が強い。まだ2cm程の小さな苗木に一輪付いていた。20〜30年すればこれも立派な木になるだろう。でももうその頃には、私はこの世にいないかも知れない。
それでもその咲き誇る光景を思い浮かべると、楽しみな気分になってくる。樹木医が「動物には寿命があるが、樹木は手を掛ければ永遠に生き続けます」と言っていたのと、何か関係する気がする。
