Tuesday, 21 April 2026

ロマノフ王朝の頃

ロシアがウクライナに侵攻してから、かれこれ4年が経つ。当初は直ぐにキエフが陥ちると思っていたが、ウクライナの抵抗は大したものである。西側の支援があるとはいえ、やはり兵士や国民の士気が違うのだろう。

そんな中、久しぶりにロシア版の「戦争と平和」をDVDで観てみた。今から60年近く前の作品である。5年の歳月を経て完成した大作で、主演のリュドミラ・サベリエワは、子供の時から5年の歳月をかけナターシャを演じた。

当時はまだ中学生の頃だったが、その可愛らしさと気品にすっかりファンになってしまった。トルストイはナターシャをして「(コサック)ロシアの血が流れている」と言っていたが、貴族社会の気丈な女性の象徴だった。

当時のロシア社会は男は男らしく女は女らしく、日本の武家社会に似て堅固だった。文学や音楽の芸術の高さもそこから来ていた。それがロシア革命で消散し、独裁と陰湿な密告社会に成り下がってしまった。

つくづく今から思えばロマノフ王朝の崩壊が惜しまれる。もしも続いていれば、日本の天皇制のように国が纏まり安定したかも知れない。尤も昔は経済学と言えば、マルクス経済学が幅を利かせていた時代もあった。こぞって勉強したので、あまり偉そうな事は言えないが・・・。

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