Tuesday, 28 April 2026

監獄ホテルと脱獄劇

星のやが、奈良に監獄ホテルをオープンさせるという。今まで軽井沢や丸の内など、斬新的なセンスで成功させてきただけに、どうなるのか楽しみだ。

近くに監獄ミュージアムもあるようだ。オーストラリアにはこの手の観光名所が沢山あった。国民の4人に1人は祖先に囚人の血を引くお国柄だけあって、建国の歴史と深い関係があるからだ。ただ歩いていると囚人の嘆きが聞こえてきそうで、正直あまり楽しい処ではなかった。日本なら猶更陰湿な気がするので大丈夫だろうか?


ところで監獄を舞台にした映画は多い。スティーブ・マックイーンの大脱走やパピオン、ミッドナイトエクスプレスやグリーンマイルなど、モンテクルスト伯もあった。

中でも「ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)」は爽快な気分になる作品だった。冤罪で投獄された銀行員が、所長の蓄財を手伝いながら、最後は脱獄に成功してそのカネを得る話である。

そう言えば、モンテクルスト伯のダンテスも冤罪だった。映画の囚人の多くは政治犯や捕虜など、同情に値する人である。レミゼラブルのジャン・バルジャンも、パン一個を盗んだ罪で投獄された。だから脱獄劇はサクセスストーリーが受けるのである。

昔「カッコーの巣の上で」という精神病院の映画があった。見た人は誰しも、「自分も精神患者と大して変わらない」心理になった。そもそも人間は罪深い生き物である。ホテルやミュージアムも、そんな囚人に寄り添う趣向があったらいいが・・・。

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