アメリカでは、エプスタイン文書が燻り続けている。英国のアンドリュー王子が称号を返上し、サマーズ元財務長官も学会から追放され、ビル・ゲイツは妻と離婚した。トランプ大統領は写真や卑猥なスケッチが明るみになったものの、依然関与を否定している。
それにしてもクリントン元大統領やイーロン・マスクなど、多くの有名人の名前が出ている。誰しも若い頃の脛に、一つや二つの傷を持つの仕方ないにしても、ここまで公になると後戻りできない。高名な人だけに、夜も眠れない日が続いているのではないだろうか。
ところで夜遊びから恐喝に発展するケースも多い。情事を肴にカネを要求する、所謂美人局(つつもたせ)である。そんな時にどう対処するか、フレデリック・フォーサイスの短編が参考になる。
タイトルは「Money with menaces(恐喝金)」である。英国の保険会社に勤める普通の男が夜遊びをした際に、写真を撮られてカネを要求される話である。彼は指定された場所に封筒を届けるのだが、それは空けると爆発する爆弾で、犯人は吹っ飛ばされるのであった。
最後に主人公は、元英国陸軍の爆発物処理部隊の伍長だったというオチが付いていて、謎が解けるのだった。中々真似出来る芸当ではないが、エプスタイン文書に登場する人なら、きっと同じような気持ちになるのだろう。

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