Friday 22 March 2013

銭湯文化

家の風呂場をリフォームしているので、今週は毎日銭湯に通っている。久しぶりに行くと、随分と人気がないのに驚く。唯でさえも一昔前は近所に4つあった銭湯が、今では1つに減ってきている。銭湯ファンとして、気掛かりだ。
 

銭湯は家の風呂とは違った空間がある。高い木造の天井と富士山の壁画、そして八つぁん熊さんのご近所の井戸端トーク、最近ではトイレ以外に無くなってきた男女の敷居等々・・・、その醸し出す雰囲気はとても情緒がある。私は週末の夕方、ゆっくりと銭湯に浸かり、近くの居酒屋に寄るコースが好きだ。近所なので、普段着でいいのが一層寛げる。終れば直ぐに家に帰れる、このリラックス感が何とも云えない。かねがね銭湯は日本(江戸)の文化だと思っている。

日本人は、高いお金と時間をかけて温泉に行くのに、近所にある銭湯が衰退するのはとても不思議だ。跡継ぎが居なかったり重労働がネックのようだが、一方でスーパー銭湯は流行っている。車に乗ってまで風呂に入る気はしないが、ニーズはあるのだ。上手く知恵を出して、銭湯文化を残して欲しい。



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