Saturday 30 March 2013

刹那的なサヨナラ

3月は異動、転勤、退職の季節だ。付き合いの深い人、そうでない人色々だが、別れは別れだ。一期一会の世代としては、新しい出会いが少なくなってきた分、別れが段々重くなってくる。

特に日本語のサヨナラは、今生の別れのニュアンスがある。正に桜の季節、パッと咲いてパッと散る、刹那的な国民性からきているのだろうか。若い頃、カラオケに良く行っていた。調子に乗って歌っていると、ある時友人から「お前の歌は、別れの歌ばかりじゃないか!」と言われてハッとしたことがあった。別れと出会いは表裏一体だが、そのバランスが崩れると辛いものがある。

ただ外国の別れ方はちょっと違うようだ。以下、勝手な解釈だが、グッドバイ(Good bye)のByeはバイラテラルのバイ、つまり2人という意味。すると「これからも、お互いいい関係でいようね!」のニュアンスになる。フランス語はAu revoir、直訳すると「また会う日まで」である。中国語は確か再见、字体から見て「再び会おう」と読める。つまり、多くの国では、将来に繋がる明るさがあるような気がする。なぜ日本だけがそんなにセンチメントなのか、誰か分かれば教えて頂きたい。



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