Saturday 30 April 2022

第三の性

テレビを点けると、マツコ・デラックスというオカマがよく登場する。とても気持ち悪くて見る気はしないが、世の中年女性に人気があるという。昔気質からすると、「男か女なのか、どっちなんだ?」と言いたくなるが、どっちでもない処がいいらしい。

思えばオカマの芸能人は、昔はピーターや美輪明宏位だったが、今ではIKKOやはるな愛など随分数が増えている。これも社会の風潮なのだろうか?

暫く前だったが、代々木公園を車で通った時に、ゲイのデモに遭遇した事があった。色とりどりの衣装に身を包んだ一行だったが、それは凄い数だった。ゲイも集団になると脅威である。

先日も電車の車内で、スカートを履いて女装した男を見た。昔なら公安に引っ張って行かれる処だが、誰も気に掛ける様子もない。最近友人の会社で、「自分は女だから女子トイレを使わせろ」と言い出す男性社員がいた。結局会社は障害者用の大きなトイレの利用を提供する事で折り合ったらしいが、今では性別を語るのはタブーのようだ。

昔から歌舞伎の女形や、タカラジェンヌ演じる男装もある。考えて見れば同じ演出だが、勿論全く別物である。品もあるし非日常的で芸術の世界だからだろうか。 

LGBTは社会で市民権を得た。ただ正直、男でも女でもない第三の性は、アナログ時代に育った者にとってはちょっと抵抗感がある。また一つ、時代ギャップを感じる今日この頃である。

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