Saturday 19 October 2013

優勝で知る世界

先日の体育の日、とあるゴルフコンペに参加した。秋晴れの下、100人を超えるゴルファーが集まった。18ホールのストロークプレーで、終わってみれば40%が80台、62%が100を切るハイレベルな戦いだった。その中で、優勝したのはチームで参加した団塊世代の男性だった。1年分のビールと肉の詰め合わせを賞品にもらい、それは嬉しそうだった。

壇上に上がった男性は一言「やったー!」と叫んだ。童心に返り、それはいい表情だった。一緒の参加した仲間から、「同伴者に恵まれて・・・」の挨拶がないとヤジが飛び、慌てて言い直すと大受けしていた。チームからは女性のベスグロがでるなど、確かに素敵なゴルフ仲間の存在があったようだ。傍から見ていて絵になるような人達で、正直羨ましかった。

思えば自分も、「この10年で何が一番嬉しかったか?」と聞かれれば、こうして祝福されたことだ。数年前だったか、テニスクラブのシングルスで優勝した事があった。60名ほどのドングリの背比べの戦いだったが、暑さと雨を含んだコートで球足が遅くなったのが味方して、勝つことが出来た。まぐれとは言え初めて立った頂点だった。祝勝会には100名を超す仲間が集まり、初めて人から祝福されるのがこんなに幸せなことかと知った。優勝は滅多にないが、それだけにチャレンジする価値はあると思う。何より勝って初めて見る世界がある。

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