Tuesday 25 February 2014

日本海海戦に負けていたら

バルチック艦隊が出港したリバウ(現在はラトビアのリエパヤ)を訪れた時だ。廃墟同然の旧ソ連軍宿舎に、今でもひっそり暮らす人々がいた。その人達を見ながら、あの時日本海海戦で敗れていたら、日本はどうなっていたのだろうと暫し考えた。

数からすれば戦艦は3倍、歩兵は5倍のロシアである。勝ったことが奇跡だ。ただもしも敗けていたら・・・当然ロシアの植民地になるから、島にロシア人がやってくる。軍人だけでなく一般人も。すると自宅は没収され強制的に退去させられる。勿論都会の一等地や伊豆、箱根の別荘地はロシア人が占領する。そしてモノの搾取が始まり、その後の社会主義で一層モノ不足になる。戦後の高度成長などある訳がないから、ただ只管配給を待つことになる。仕事は下請けに限定される。サービス精神など必要ないので笑顔がなく、密告社会で益々暗い国になる。反抗すればシベリアか粛清が待っている。当然今の自分も無かっただろう・・・。

バルト3国ではソ連崩壊から20年以上経つのに、未だに個人商店が育たない。お客に対する笑顔は世代が代わらないと駄目だ。そんな事を考えいるので、ウクライナをとても他人事とは思えないのだ。

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