Thursday 19 June 2014

ジャンヌ・ダルクと豚の足

フランス政党で大躍進しているのが、国民戦線ことフロント・ナショナル(FN:Front Nationale)である。極右で外国人の排除など嘗てのナチを彷彿とさせる。パリのスキンヘッドはこのFNが多く、広場に集まってラ・マルセエーズを歌う姿は、これから革命でも起きるのではないかと思ってしまう。

今の代表は娘のマリーン・ル・ペンである。先の欧州議会選挙で30%の議席を取ったので、時期首相の呼び声が高い。その彼女、現代のジャンヌ・ダルクになれるのか興味深い。

ところで先日とある記事を読んでいたら、ピエール・コウション(Pierre Cauchon)の話が出ていた。彼はジャンヌ・ダルクを異端審問で死刑に処した裁判長である。個人的な恨みもあっての判決だったようで悪役だ。一方パリには似たような発音のブラッセリ-「ピエ・ド・コション(Au Pied de Cochon)」もある。訳せば「豚の足」、その名の通り名物料理は大きな豚の足の丸焼きである。決して美味しいとは言えないが、何故か奇抜な料理に人気が高い。この名の由来が先の裁判長と関係があるのか気になっている。

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