Thursday 3 July 2014

消えゆくアクアゼロ

この夏はアサヒビールの「アクアゼロ(糖質ゼロ)」を愛用している。所謂第3のビールである。透き通った水質は発泡酒のような違和感もなく、何と言ってもビールの半分の価格が有難い。ところがそれが最近店頭から姿を消しつつある。

どうやらサッポロビールの糖分ゼロの影響のようだ。サッポロは税当局からクレームが付き、100億円を超える追徴懸念が出てきた、株価もお蔭で散々だ。企業が長年努力し壁を越えたかと思ったら、超えた壁の高さが低かったと修正するようなものだ。正に後出しジャンケン、関係者は何とも居たたまれない気がするだろう。

そもそも日本のビールの税金は高過ぎる。酒税は330mlの缶ビールで37%、大瓶なら45%もする。ビール大国のドイツですら20%、アメリカに至っては14%だ。先の消費税もそうだが、消費が拡大すれば税収も自然と伸びるのに・・・。元より日本は湿度の高いアジアの一国、夏の水分補給はヨーロッパの比でない。ビール会社の地道な努力とそれを待っている庶民、そのセンチメントを大事にして欲しい。

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