Saturday 22 November 2014

彦根と井伊大老

京都に行く途中、彦根に泊まった。彦根城の天守閣は姫路城と並ぶ国宝という。朝早く起きて訪れると、天守閣は中々下からでは見え難い構造になっていた。紅葉に映えた城壁はとても美しい。築城は1622年というので、海の向こうでは三銃士ことダルタニアンが活躍していた頃だ。あちらも立派だったが、日本の技術も大したものだと感心する。

幕末の藩主は井伊直弼だった。ここから江戸に出て桜田門外で水戸藩士に暗殺された。世に言う「桜田門外の変」、映画で見た迫力あるシーンを思い出した。色々調べると、事件後もその責任を巡り双方に多くの打首が下されたようで、改めてその時代の凄さが伝わって来た。

それにしても、開国派の井伊直弼が悪者に見えるから不思議な構図だ。やはり時代の流れだろうか・・・、近江牛の煮込みと不老泉という滋賀の吟醸を飲みながら色々思いを馳せた。井伊大老の墓は豪徳寺だというので、今度墓参りに行ってみよう。

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