Tuesday 7 February 2017

アラブの王様

今週の産経新聞に兼高かおるさんの連載が出ている。兼高さんと云えば「世界の旅」の人だったが、彼女も88歳になっていたかと思うと時の流れを感じた。活躍した当時は1960年代で、まだ外国に行くのが難しい時代だった。それを上品な日本語と、ナレーションを務めた芥川さんとの掛け合いで、上手く世界を紹介する心地良い番組だった

回顧録には多くのVIPから貰ったプレゼントの話が紹介されていた。太平洋の島やアラブの油田から、サウジの王様からは「子供を授けよう」と言われたこともあったという。彼女はインド人と日本人が混じったエキゾチックな風貌だったから、さぞかし人気があったようだ

そんな中、昔の仕事仲間が集まった会で面白い話があった。それはいつもある事だが、「XXさんはどうしているかな?」みたいな話で盛り上がった時だった。誰かが「あのTさんはアラブの王様に嫁いだらしいよ!」と言う。Tさんと云う女性は、昔から年の割にはやけに色っぽく、OLとは思えない一癖二癖ある雰囲気があった。普段何を考えているのか分からず、上司に対しても男と女の関係で捉える凄い性癖があった。そんなTさんだったので変に納得してしまったが、それでも暫く経って厳しいハーレムの世界だけに色々と考えてしまった。

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