Saturday 20 October 2018

サウジアラビア人の殺害

トルコのサウジアラビア領事館で、アメリカ在住のジャーナリストが殺害された。そのニュースで連日賑わっている。殺された男は、生きたまま解体されたとか、iPhone腕時計に音声が残っていたとか、生々しい様子が伝わって来る。それにしても、暗殺団と称する一団は、どうして白昼堂々と専用ジェットで入り、在外公館で殺害するという愚行に出たのだろう?プロにしては脇が甘かった、そんな印象を受けた。

思い出したのは、1997年に起きたダイアナ妃の事故である。夫のチャールズ皇太子と別れ、アラブの富豪と関係を持った矢先だった。身籠れば、英国ロイヤルファミリーとイスラムの接点が生まれる、そんな懸念は誰しも感じていた。事件は、パリのバンドーム広場に建つリッツホテルを出た直後だった。車はセーヌ河沿いの道路を西に進み、アルマ橋のトンネルの柱にぶつかった。入り口から数えて13番目だったので、プロのメッセージと受け取った人は多かった。ただ事件は結局事故扱いになり、他殺説は否認された。

しかしM16や007のお国柄だから、そのまま信じた人は少なかったのではないだろうか?車に同乗していたのは、当時付き合っていたエジプト人の富豪Dori Fayedであった。その彼の従兄が、サウジアラビア人の富豪Adan Khashoggiであった。こちらも実業家だが、今回の被害者と同じ名前であった。たまたまそうなのか?血縁があるのか、それはよく分からないが、何か2つの事件に因縁を感じる。

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