ところで最近、再放送だったらしいが、鴨居玲という画家の作品が出されていた。薄暗い女性を描いた作品で、取得額の300万円に対し1000万円の評価額が付いて会場騒然となった。
鴨は「自分の滅びゆく自画像」をモチーフにする画家という。内面の葛藤は嘸かし激しかったようで、素人が見ても嘸かし迫力ある生き様が伺える。
気になったので調べてみたら、彼は若い頃、スペインのバルデペナス(Valdepenas)で2年に渡りアトリエを構えていた事が分かった。バルデペナスといえばラ・マンチャ地方の町で、この夏に泊まったばかりだった。ただあの太陽が煌々と降り注ぐ土地から、どうしてかくも暗く陰湿な作品を描くようになったのか?こればかりはとても不思議である。


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