Monday, 27 July 2026

医療費ゼロのカナダ

カナダに滞在中に、アメリカ国境近くで森林火災があった。煙がアメリカに流れた事に、トランプ大統領が「アメリカが汚染された!」と言った。予てより「カナダを51番目の州に!」発言でひんしゅくを買っていただけに、又火が付いた格好になった。

カナダとアメリカの違いは何なのか?傍から見ていると中々分からないが、カナダの国土はアメリカより広いし、一方で人口はアメリカの11%程度に過ぎない。その大らかさが国民性に出ている気がする。

例えば人種であるが、ゴルフ場などでも中国人がやたらに目に付いた。聞く処によると、バンクーバーの5人に1人は中国系で、その数は50万人を超えるという。ターバン姿のインド人も多いし、韓国人とはゴルフも一緒に廻った。普通なら白人との関係が気になるが、広いから棲み分けも上手く行っているのかも知れない。

また町の表示や商品の説明は、全て英仏併用である。面白いのは、カナディアンフレンチは本場と少し違った。例えば朝食は 本場だとle petit-déjeunerだが、カナダではle déjeuner(昼食)、昼食のle déjeunerはle dîner(夕食)であった。英語もそうで、Toilettと言っても通じず、正解はWashroomだった。

その生活を支える医療費はタダと聞いて驚いた。北欧のように税金が馬鹿高い訳でもないし、消費税は12%と普通だった。物価も郊外で暮らせば、殆ど日本並みの安さを実感できた。天然資源が豊富で、電源の半分以上は水力発電で賄っている。生活コストが安く済むのだろう。

たまたまTVで映画「アルゴ」をやっていた。物語は革命後のイランで残されたアメリカ大使館員を救出する話だが、カナダ大使館が匿って脱出に成功する。「Thank you Canada」の垂れ幕が印象的だった。

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