夏の甲子園が終わり、智弁和歌山が5年ぶり4度目の優勝を果たした。もう殆どTVも観ることはないが、たまたま車を運転していたら、ラジオで閉会式が流れていた。
挨拶に立ったのは高野連会長であった。滔々と炎天下の長時間スピーチは、あまり評判が良くなかったという。でもその名セリフの一節が耳に残った。
彼は、「(甲子園が始まった)100年前の平均寿命は40歳程度だった。中でも16歳まで生きる事が出来たのはその半分だった。だから今の平和に感謝して、命を大切に生きて下さい!」と最後に締めた。
確かに言われてみれば、大正から昭和に差し掛かる頃の寿命は短かった。よく引き合いに出されるのが、サザエさんのお父さんである。頭の毛も薄かった磯野浪平は、ああ見えても54歳の設定だった。自身が学校を出て就職した頃も、定年は55歳だった。
戦争もないし、殆どの病は進化したクスリで治る時代になってきた。ややもすればその有難さを忘れがちになってしまう今日この頃、ひょんな事で諭されたのであった。



