Tuesday 9 August 2011

アイルランド紀行~モハーの断崖

アイルランドの光景はブルターニュに似ている。どちらもケルト文化の影響か、灰色の花崗岩で作った教会とハイクロスと呼ばれる石の十字架が多く見られる。殺伐とした感じもそっくりだ。ただここの海岸線は、北の国だけあってとてもダイナミックだ。


旅の4日目は、大西洋に面する西海岸の「モハーの断崖(Cliffs of Moher)」(写真)から始まった。ミッシュランの3つ星に指定されている名所で、海抜200M の絶壁が8Kmに渡り続いている。福井の東尋坊も凄かったがとてもその比ではない。かもめが飛び交う岩場を覗き込むと足が竦む。毎年ここでも自殺者が何人か出るという。


そして北に向かい、Giant`s Causewayと呼ばれる奇石郡を訪れた。世界遺産にも指定されていて、海にせり出した岩場の石が5~6角形の支柱の形になっている面白い光景だ。長年の潮の寒暖から出来たらしい。車を置いて往復1時間の道のりを歩いた。香港のコーズウェーベイはここから来たのだろうかと、係りの人に聞いた結局よく分からなかった。2km程行ったところにアイリッシュウィスキーのBushmillsの醸造所がある。疲れた人はそこで一杯飲んで帰るというので肖った。ここまで来ると北アイルランドだ。いつの間にか通貨はユーロからポンドに変わっていた。



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