Thursday 8 November 2018

Goldfingerのキャディー

007の映画「ゴールドフィンガー(Goldfinger:以下GF)」に、ジェームズ・ボンドがゴルフをするシーンがある。ボンドは、ゴルフ場で知り合ったGFと5000ドルを掛けてラウンドする。途中、GFの打ったボールがラフに入るが見付からない。実はボンドが足元に隠していたのだが、それを知らずに別の球で打ったGFは、最後に誤球だった事が判明して賭けに負ける、という話である。

そのいかさまを手伝ったのが、GFのキャディーであった。黒服のアジア人で、シルクハットが凶器の用心棒であった。演じたのは、日系の元プロレスラーのハロルド坂田であった。戦後アメリカで俳優として活躍したスターだった。そのキャディーに向かって、ボンドは「ゴルフは韓国ではまだ国技ではないね!」と云って去っていく。

勿論、坂田は日系人で韓国人ではない。1964年の映画だったから、そんな違いはどうでも良かったのだろうが、今や世界のゴルフ界、取り分け女子のトーナメントは韓国勢で独占される時代になった。昔はアメリカに住んでいる韓国人と云えば、果物屋しか思い浮かばなかった。その頃を思うと隔絶の感がある。

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