Friday 9 November 2018

鬼門の14番ホール

何度やっても、一向に上達しないゴルフ、わざわざ高いお金と時間を掛ける割には、終わってみれば無力感だけが残る変なスポーツである。それでも又時間が経つと懲りずにチャレンジしてみたくなる。何回かに一度打ったグッドショットの味が忘れられないからだろう。そう思うと、何かギャンブルに似ている気がする。

そんなゴルフであるが、毎週のように通う倶楽部のNO14は鬼門である。右にドックレックするパー4のコースだが、第2打のスペースが狭く、左には池がある。最近では大事を取って3打狙いで刻むのだが、それでも風に流され右にOBしてしまう。おまけに先日はシャンクが出た。右に大きくすっぽ抜ける球を見て、世も末の気分になった。こうして、毎回同じ場所で同じミスを繰り返すと、流石自己嫌悪になってきた。夜もトラウマのようにNO14ホールが頭を過り、寝つきも悪くなった。

もうこうなって来るとイップス直前だ。友人の中には、パットのイップスになった人が何人かいる。それまでは何ともない動作が、パットになると硬直するという。楽しいはずのゴルフが、恐怖心が先に立つ。秋のゴルフシーズンだが、もう暫くゴルフなんてやりたくない、そんな気分になっている。


No comments: