コロナ禍で人と人が集まる機会が減っている。今まで義理で集まっていた事が多かったので、かえって煩わしさが減って喜んでいる人は多いのではないだろうか?ソーシャルディスタンスは意外と快いものである。
そんな中暫く前に、テニス倶楽部の✖️✖️周年のパーティーがあった。100人以上の人が集まり皆オシャレしてやって来た。いつもの運動靴姿に見慣れていると別人に見えた。中には和装でめかし込んでくる奥方もいて、思いの外華やかな雰囲気になった。
外賓の祝辞が終わると乾杯で交流が始まった。壇上には次々と会員の人が登り、沢山の思い出を述べていた。ここで結ばれた夫婦もいて、倶楽部は生活の一部と言っていたのが印象的だった。
家に戻ると数々の記憶が甦ってきた。入会して間もない頃に優しく声を掛けてくれたAさん、肉離れを起こしKさんに担がれた事、仕事疲れでトスを上げるとクラクラした事もあった。勤務先の破綻が新聞の一面に載った時は辛かった。いつものように顔を出すと、何故か皆目を伏せて余所余所しい。そんな時にMさんが遠くから声を掛けてくれた。あの時は嬉しかった。
そんな事もあり、俺はやはり人の中で生きて来たのを再確認した次第だった。たまに集まりに出るのも悪くないもんだ。
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