WS第7戦、ドジャースが劇的な勝利を得た。途中まではブルージェイズがリードして、もう駄目かと思って諦めていた矢先だった。9回1点のビハインドからロハスがHRで追いつき、10回スミスのソロHRで初めてリードし逃げ勝った。
MVPに輝いた山本投手も然る事ながら、ロハスの本塁送球やヘルナンデスの捕手など、完ぺきな守備で勝ち取った奇跡であった。
第1戦から見ていて、ポイントは第3戦だった気がする。18回延長の末に、フリーマンのサヨナラHRでドジャースが競り勝ち2-1とリードした。ただあの時のドジャースには、優勝したかのような高揚感が出てしまった。これは良くなかった。実際その後第4戦、5戦と敗れてしまうのだったが、最後でよく持ち直したと思う。
そんな中で優勝の式典だったか、大谷選手が「来季の準備を・・・」みたいな挨拶をしていたのが印象的だった。心は既に来季の優勝へ、その切り替えの早さに異次元の凄さを感じた。
ともあれ、改めてスポーツの感動に酔った一週間だった。日本人の三人に1人はリタイア―組だから、朝からこの試合を見ていた人たちは多かった。飲み屋に行ってもゴルフ場に行っても、その興奮は抑えきれず解説者になっていた人が何と多い事か!誠に平和な国である。
選手の集中力と勝利への執念、仲間への信頼と団結、勝利の女神の微笑みなど伝わって来て、グッときた一週間であった。
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