Tuesday 11 October 2011

床屋の話

外国で床屋に行くのは、最初かなりの勇気がいる。言葉の問題も然ることながら、当地のヘアスタイルがあるからだ。昔パリでやってもらった時、ボクシング選手のように刈り上げられ、大変な思いをしたことがあった。覚えたての仏語で、「あまり切るな」が「あまり残すな」に聞こえたようだ。

その反省もあって、最初はメモを用意して行ったが、始まると(メモとは関係なく)勝手にやっているので諦めて運を天に任せた。幸い終わってみると、日本の床屋とあまり差がなく、胸を撫で下ろした次第であった。ただロシア風というか、かなり短く切る。ここのスタイルで、多分冬に帽子を被るせいかも知れない。

当地の床屋は、美容室(Ilusalong)といって比較的小さな店が多い。男女兼用である。私の行く店は、殆ど看板らしきものもないので、外から見たのでは分かり難い。大柄でカザフスタンかウクライナ人らしきおばさんが1人でやっている。チョキチョキと20分ほどで終わり、10ユーロ(1,000円)である。

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