Monday 25 November 2013

シャネルとジャッキー

ケネディー暗殺の時に、ジャクリーヌが着ていたのがシャネルのピンクの服だ。彼女は血を浴びた服を着たまま、病院から機上でジョンソンの大統領就任に立ち会った。

暫く前に、シャネルの自伝である山口昌子著「シャネルの真実」を読んだ。山口さんは産經のパリ支局員を務めた本格派だ。彼女の記事を読むために、産經新聞を取る人が結構いるという有名人だ。そのシャネルだが、20世紀の女性解放の流れを上手く先取りして成功した。パリのグランパレが火事にあい、長いドレスが災いして逃げ遅れた女性が多かったことも幸いした。機能的でかつ女性を意識したスタイルが受けたようだ。本では彼女の生い立ちにも触れている。彼女は修道院に預けられた孤児だった。その時の飢えが、モノトーンの色彩にも繋がったと言われている。

ところでシャネルで有名なのは「シャネルの5番」と称する香水だ。マリリン・モンローも付けていた。そのモンローとケネディー大統領は不倫関係にあったので、ジャクリーヌにとってモンローは敵だった。シャネルが取り持つ縁というか、不思議な因縁を感じるのである。

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