Charlie Hebdoの事件が覚める間もなく、今度は同じフランスのFluide Glacial誌が、”危ない黄色人、既に時遅し"と称した風刺画を載せた。パリの市内を出っ歯の中国人がフランス人の牽く人力車に乗っている。隣にはブロンズの女性が座り、肩に手を掛けられている。
中国は行き過ぎた冗談に気を悪くするというタイトルもあり、流石下品だと言うコメントも付いていた。ただ一方でイスラムなどの外国人が欧州文化で同化できないイライラもあるようだ。昔パリの路上でお金をせがまれたことがあった。「ノン!」と断ると、乞食は「中国人、エゴイスト!」と捨て台詞を吐いて立ち去った。目が細く吊り上がっているのは皆アジア人で、自身も中国人と思われた。その時、つくづく貧しい者に施しを与えるキリスト文化との違いを感じたものだった。
今回もそうした些細な日常が背景にあるのかも知れない。昔から中国人と話していても詰まらないと感じる。それは本音を語らないからだが、語りたくても語れない社会は百も承知である。一方で面白過ぎるのは西洋だ。その二つを一気に時間を飛び越え同化されるのは中々難しい。
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