Sunday 25 January 2015

ヒトも冬眠する

先日テレビの仰天ニュースで、アメリカ人の男が2か月も冬眠した番組があった。仕事も上手く行かず、世間が嫌になって冬山に逃げて来た男が、1週間経ってそろそろ食べ物が無くなったので麓に戻ろうとした。ところが車のエンジンが掛からず、仕方なく車の中で雪を凌ぐことにした。ドンドン体温が下がりやがて意識を失ってしまう。そして2か月経った時発見されるのだが、何と彼は生きていたという話だ。

 

雪国に暮らすと外は寒くて暗い、人も居ない。そう思うと自然に家から出たくなくなり、ベットの上が世の中で一番快い場所と脳が思ってしまう。すると寝ても寝ても起きたくない状態がやってくる。それが冬眠である。決して熟睡する訳ではないが、只管ダラダラと昏睡状態が続くのである。日によっては20時間近くも寝れる時があるから驚く。
 
この前、氷の張った池でジッとしている鯉を見て、「寝ているんだよ!」と友人に言ったことがある。すると「良く分かるね?」と驚かれた。人間でも冬眠することを知ってから、やけにその世界に詳しくなった。

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