Tuesday 2 January 2018

ミカエル・ズベロフ選手

今年もテニスシーズンが開幕した。早速オーストラリアで、全豪を前にエクジビジョンのホップマンズカップとパースの前哨戦をやっている。随分と長い間ビック4が健在し、世代交代が無かったので、若い世代のマグマを感じる。

そうは言っても、マレーは復帰したが錦織は未だ出てこない。一体誰を応援したらいいのか?多くのプレーヤーは両手打ちで美しさがないし、日本の杉田もまだまだだ。そんな中、サーブ&ボレーのミカエル(M)・ズベロフ選手は頼もしい。昔のレジェンドだったステファン・エドバーグ選手に似て、打ったら空かさずネットに詰めるスタイルは思いっ切りがいい。エドバークの華麗さはないが、失敗を恐れないスタイルは見ていて応援したくなる。彼はランキングを世界25位まで上げている。一重に世界4位の弟のアレキサンダーに啓発されたからだ。

レベルは違うが、昨年とある国内トーナメントでそのサーブ&ボレーの専門家と当った。2回打つとネットに出て来る怖いもの知らずの人だった。聞くと「バカの一つ覚えです!」と言って謙遜していたが、只管前に出てて来た。3回に一回はパッシングなどで取れるが、やはり攻撃されると確率的に不利になる。テニスはややもすれば減点ゲームになってしまうので、こうしたプレーは清々しかった。ゲームは勝つことも大切だが、攻撃的に渡り合ってからこそ、四つに組める。M・ズベロフ選手に魅かれるのもそうした処である。

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