Thursday 11 July 2019

蜂の話

最近、都会でハチの大群が出没している。刺されたら大変だ。近付かないに越した事は無い。昔ハチに刺された事があるが、その痛さは想像以上であった。刺された手も、グローブみたいに膨れ上がってしまった。

ハチには結構悩まされている。何年か前だが、気が付くと雨戸の中でブーンブーンと異様な音がした。周りを飛び交う姿から、直ぐにハチだと分かった。早速、殺虫剤を持って来て噴射すると、暫くして羽音が止んだ。意外とクスリには弱い事が分かった。その話を後日、出入りの大工さんにすると、「俺、蜜蜂飼っているんだ。呼んでくれたら貰いに行ったのに!」と残念がっていた。そんな事が頭にあったので、2回目に雨戸に巣作りが始まった時には、その人が来てバキュームで吸い取ってくれた。何やら女王蜂さえ捕まえれば、他の雄蜂は後から付いて行くので簡単らしい。

それにしても、一匹の雌と多数の雄が共存する世界は、考えだけで気持ちが悪くなる。雄でも生殖専門と蜜を集める働き蜂の役割分担があるというから猶更だ。また「蜂の一刺し」という言葉がある。刺した蜂は死んでしまうため、余程のことが無い限り人を刺さないらしい。自身が刺されたのも、軍手に止まった蜂を避けようと叩いたのが切っ掛けだった。花々を飛び交う自然界のキューピットだが、犬猫とはちょっと違う生き物だ。

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