Thursday 20 December 2012

株価の回復

自民党が大勝したのを受けて、株価が1万円を超え円も85円近くになってきた。安倍さんのデフレ脱却策を前取りしたのだろう、市場は久々に元気を取り戻している。
 
ただ私から見れば、今回の回復はアメリカ経済の恩恵に思える。アメリカの景気は底堅くなっている。その証拠に失業率、GDP,非農業部門の雇用などの数字はかなり良くなっている。新規住宅着工数も、一時は50万戸を割っていたのが今では90万戸近くまで戻ってきている。一般には150万戸と云われているのでまだまだ時間は掛かるが、底は打った。円安もそうだ。アメリカがこうした実体経済の回復をみて、ドル安政策の手綱を緩めてきた裏返しに過ぎない。
 
自民党は10兆円の公共事業、そのために日銀法を改正して日銀が国債を引き受けるようにするという。FRBがやっているとはいえ、そんなギャンブルをしなくても経済は自然と持ち直すような気がする。高齢化社会にあって、老人が今から家を新築するような不自然さを感じるのだ。

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