Sunday 24 August 2014

壁に耳あり

毎週土曜日の夕方に、Suntory Saturday Waiting Barと云うラジオ番組がある。バーで聞き耳を立てていると、有名人の会話が聞こえて来る・・・という設定である。ウィットに富んだ軽妙なトークは快いが、そんなバーの過ごし方もあるようだ。

それを真似している訳ではないが、耳に入って来る話で楽しいものもある。毎朝駅に向かう途中、一緒になる小学生の兄弟がそうだ。高学年のお姉さんと低学年の弟の会話である。いつもお姉さんが一歩前を歩きながら、「ねえ、あんなことお母さんに言ったら、お母さんどう思うと思っているの!」、「だからこの前・・・って言ったじゃない!」と、いつも何か叱っている。弟は後ろから首を項垂れ黙って聞いている。野球帽を斜に被りとてもいじらしい。大きなバックが何故か重そうに見えるが、ついつい微笑んでしまう。そして、こうして育った男の子はどういう子になるんだろう?など余計なことまで考えてしまう。


これは無害な例だが、電車の中など際どい話も多い。壁に耳あり障子に目あり。番組に登場するような話なら兎も角、やはり周囲には気を付けた方がよさそうだ。

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