スコットランドの独立を巡る投票日が迫っている。そもそも1603年に王位を失ってから4世紀が経ている。それをまるで昨日の事のように思っているから驚く。独立の是非は今のところ半々らしいが、その執念には感心する。
日本人から見ればイギリス人もスコットランド人も同じに見えるが、きっと彼らに言わせれば日本人と韓国人の違いがあるのだろう。スコットランドが独立すれば、英国の国旗の色彩も変わってしまう。白のバッテンがないユニオンジャックなんて、間抜けな感じがする。一方スコットランドも、あっと間に経済破綻してしまうかも知れない。
そのスコットランド、昨年蒸留所巡りをしてからスコッチウィスキーに凝っている。それもヘイグやマッケランのような高級酒ではなく、名も無い安酒である。リチャードソン(Richardson)、ヘッジズ&バトラー(Hedges & Butler)、面白い処ではク・デュー(Cu Dhub)がある。多くがブレンド酒で1000円程度で買える。オンザロックで口に含み、暫し余韻を楽しむ。してラベルから蒸留所の場所を突き止めると、そこの冷気が伝わって来る気がする。パブを思い浮かべ夢想に耽る、これが何とも楽しい。
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