Thursday 19 October 2017

関口台町から目白へ

椿山荘に行った序でに、辺りを散歩した。関口台町からの一帯は子供の頃住んだ懐かしい場所である。椿山荘から目白通りを隔てて聳えているのは、聖マリアカテドラル大聖堂である。かの丹下健三が東京オリンピックの前後に造った東洋一の教会である。コンクリートで出来てはいるが、聳える鐘楼は下から見ると捻っている。吉田茂の葬儀には、町内の多くの人が献花に来たという名所だ。
 
それから目白通りを目白駅に向かうと老松町である。昔は水梅という大きな八百屋があった。今ではマンションになっているが、小石川高校を出た2代目が継いでいた。大学進学を諦めていたのかも知れない優秀な八百屋だった。彼は若い頃近くの田中角栄邸に良く出入りしていた。そんなある日、角栄さんの目に留まり、可愛がってもらったという。その角栄邸も今では小さな門構えになってしまった。昭和の30年代は角栄さんで町内会が潤っていたことが懐かしい。
 
有名人は俳優の小堺一機である。当時からヤンチャで女の子のスカートを捲っていたようだが、従兄のお姉さんは学校で一番成績が良かった。中華料理屋を継いだK君、目白グラウンドの管理人の息子T君、印刷屋のF君、乾物屋のTさん・・・が今でも出て来そうだった。鳳山酒店、岡田理髪店、岡崎耳鼻科・・・今でもニ代目三代目が頑張っている。それにしてもポンジョ、独協、川村短大、学習院、ちょっと離れて教育大、ワセダと流石文京区だけあって学校が多い。都電も走っているし、陸の孤島だが緑多いいい地域だ。

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