スコットランドと云えばスコッチウィスキー、車を走らせ大きな町に入ると醸造所を良く見かける。立ち寄って試飲を申し出ると、小さなグラスの注いでくれる。大抵何種類かの銘柄があるので、比べる為にともう1杯、又次の町に寄っては試飲し・・・。
今回は、ライチョウのマークで日本でも有名な”Famous Grouse”の醸造所を訪れた。スコットランドの古都パース郊外の静かな村にあった。敷地内に入るとモルトのいい香りがし、近くを流れるタレット川の音だけが聞こえてくる。暫くすると、案内ツアーがスタートし、20人ほどの一行に混じって話を聞いた。こんな田舎まで結構来る人が多いに驚いた。Famous Grouseはスコットランド最古の醸造所で、ブレンドウィスキーである。北のハイランド地方に行くとシングルモルトになるらしい。長年親しんではいたが、ラベルに何年物の年数表示がないのに気が付いた。理由を係りの人に聞くと、「それは秘密」と返ってきた。
調子に乗って飲み過ぎると危ない。天国を旅する気分が、本当の天国行きになり兼ねない。いつぞやフランスのボルドー地方(勿論こちらはワイン)で危ない思いをしたことがあったが、ともあれ酒蔵で飲む味に勝るものはない。
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