Thursday 21 February 2013

JTBのバス旅行

旅は好きだが、団体旅行は苦手だ。折角の解放感が、ヒトへの気遣いと相殺されてしまうからだ。ただ、昨年参加したJTBの能登バスツアーはとても良かった。

普段は煙たい添乗員のうん蓄が、とても面白かった。例えば、飛騨高山は、江戸時代300年に渡り、城大工7万人を都に派遣したため、年貢が免除されたという。(そうか、高山は大工職人の町だったんだ!) 高山に行く途中に通った桂川に3つの水力ダムがあった。水殿ダム、稲こきダム、奈渡川ダムだが、この3つで原発一基分という。(そうか、水力って意外と発電するんだ!) 富山では名物のマス寿司の工場に行った。聞くと鱒は100%ロシア産だという。金沢の金細工も有名だが、勿論金は100%輸入。(そうか、北陸は加工産業で生きているのだ!)等々。

最後はリトアニアのシンドラーこと杉原千畝の話だった。戦時中、リトアニアから12,000人のユダヤ人を助けた話は有名だが、ナホトカ経由で神戸まで送った際に、旅券を手伝ったのが4人のJTB職員だったという。別れる寸前の夫婦が、このバス旅行を機に縁りを戻したこともあったという。あまり先入観に囚われないで、またチャレンジしてみたい。

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