Friday 19 July 2013

ニイタカ山ノボレ

今から40年前になるか、香港から日本に戻る飛行機が異常を来した。緊急着陸したのは、台湾の台北、国交が無かった時代、乗客は搭乗員共々バスで近くの宿の連れて行かれた。今思えば、有名な北投(ペイトウ)温泉だった。当時は日本の温泉文化が残っていて、異様な光景を目にした。またその時に会った外交官が、「台湾はとても親日的で、骨を埋めてもいい」と言っていたのも耳に残っている。

                                                                 台湾は中国との複雑な歴史がある。一方経済は島国なので、全て輸出入に頼っている。特にエネルギーは油を輸入し、火力発電で電気を賄っている。原子力は魅力的だが、心配が付きまとうので手が出せない・・・日本と似ている・・・そんな話を今日聞いた。

台湾の最高峰は玉山である。標高3,952mもするので富士山よりも高い。玉山の旧名は新高山(ニイタカ山)であった。そう、真珠湾攻撃の暗号で使った「ニイタカ山ノボレ」の新高山である。当時は日本の領土だったところから、引用されたようだ。ひょんなことで、台湾を思い出した。

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