Sunday 18 August 2013

セントアンドリュースの風

夏休みはスコットランドの旅を楽しんだ。今日から何回かに分けて、その紀行を綴ってみたい。初日はセントアンドリュースのゴルフから始まった。首都のエジンバラから車で2時間、全英オープンが開催される名門クラブである。18ホールのコースが6つと9ホールが1つ、それにドライビングレンジ、レッスン棟、ゴージャスなホテルなど、正にゴルフの聖地と云われる所以でもある。門番はキルトの服で正装した堅苦しさがある一方、ちびっ子レッスンもあったり、ゴルフに関する全てが詰まっている感じだ。意外に敷居は低く、簡単にゴルフが出来る。今回もぶらっと立ち寄り、「1ラウンドお願いします」と云うと、1時間半後に予約を取ってくれた。料金も、今回のイーデンコースで25ポンド(約3800円)と手頃だ。

そして肝心のゴルフだが、海沿いのリンクス、アウトはアゲインストの風に向かって打つ。この風が名物とは聞いていたが、ドライバーで会心のショットを放っても押し戻されて、100ヤードちょっとしか飛ばない。このためパー4でまず2オンは無理だ。一方帰りは反対に凄い追い風が来る。驚くことに340ヤードのパー4ならば、Tショットは6番アイアン、セカンドは7番アイアンで十分グリーンに届く。少しするとこの特徴が分かってきて面白い。

ラフはTVで見ての通り深いので、ボールが入るとまず見つからない。枝にトゲもあるので要注意だ。そして所々にティッシュが落ちている?変だな思って気が付いたのは、女性のトイレだ。行って帰って来いのコースには途中1っカ所しかトイレがない。寒さで我慢できず用を足すのは、ブッシュの中ということなのだろうか。そんな事情なので、とてもボールを探す気にはならなかった。ともあれ体感温度12-3度の中、忘れられないラウンドであった。

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